『備忘録』だとか、『日記』だとか。

日々のあれこれを記録する自己満足日記帳

『モノ』とか、『思い出』とか。

鞄の中を整理した。

普段使いしている鞄の、普段使いしていないポケットをあけると大量のゴミが出てきた。思わず苦笑い。

二年前に見た映画の半券、去年昇った東京タワーの入場券、いつのか分からない飴玉の袋。目が泳ぐ。よくもまあこんな下らないものを抱えて毎日生きていたものだ。

しかしこうやってみてみると、なんだか懐かしい物ばかりだ。立川でこの映画を見たことも、友人とタワーから東京の街を一望したのも、もうずいぶん前のことのように思う。こんな機会がなければ、思い出すこともなかったかもしれない。

形ある物は、過去と現在をつないでくれる。ものによっては、それこそ何百年という単位で。

だからこそそれが失われたときの喪失感は、我々の想像以上に大きなものになるのだろう。

 

フランス・パリ中心部でノートルダム大聖堂から火が出たのが、現地時間で15日の夕方。夕焼け色に染まる空の下、人々の悲痛な声が響くなか、中央部の尖塔は倒れ込むようにゆっくりと崩れ落ちた。

フランスに家族と旅行に行ったのはもうずいぶんと前のことだが、それでもセーヌ川から望んだノートルダムの厳かさは忘れられない。あの頃は、この建物がどれだけ歴史的な価値を持つものかは理解していなかったが、改めて調べてみると、築850年もの建築というのはすさまじい。エッフェル塔がせいぜい築130年ほどなのだから、この寺院がフランスという国に与えてきた影響の大きさは計り知れるものではない。

仏のエマニュエル・マクロン大統領は、国民にこの歴史と伝統ある大聖堂の再建を約束した。幸い消防各局の功労によって全焼は免れたという報道もなされていた。きっと立て直せる。そう信じたい。

今後の報道にも注目していきたい。

 

今日はずいぶん投稿が遅くなってしまった。

平日夜というのは、忙しいのについ息抜きをしたくなってしまっていけない。

明日も大学頑張るぞ。

 

2019.04.16 都内某所にて