『備忘録』だとか、『日記』だとか。

日々のあれこれを記録する自己満足日記帳

『文章』とか、『熱量』とか。

近所のガストのドリンクバー、ドクターペッパーを置いているの中々評価できる。最近週三くらいでドクペを飲まないと気が済まないので、Majiで糖尿病になる5秒前って感じ。年齢的にもいい加減そろそろ気を使わねばなるまいて。

 

さて、課題がヤバくてファミレスでカンズメをしている真っ最中である。

そろそろ大学も、前期のまとめの時期。テストにレポートに忙しくなる時期なので、今のうちに少しでも片せるものを片して置かねばあとでにっちもさっちもいかなくなる。いや、もうなりそう。助けて。

泣きながらパソコンに向き合っていたら、隣の卓から聞き慣れた単語が聞こえてきた。思わず隣の卓を盗み見る。

その卓では、中年の男性と若い女性の二人が熱く意見を交わしていた。女性はパソコンに何かを打ち込みながら、男性がそれにアドバイスをするような形で会話が進んでいる。どうやら女性はブログの記事を書いているらしい。

ほう、ブログ。粗末ながら、私もブログを書いているのよと、心の中でその二人に声をかける。見知らぬ人に勝手に親近感を覚える気持ち悪い男が一人。身近にブログを書いている人があまりいないからか、妙に二人の会話が気になって仕方がない。

いかんいかん、あまり不躾に会話に聞き耳をたてるのも失礼だ。私は視線をパソコンの画面に戻し、課題の続きを進めていく。そうだ、変なことに時間を取られている場合ではない。私は私のやるべきことをせねば。

コーヒーを数杯、胃に流し込み、ワードファイルのページを埋めていく。気づけば店に来て数時間が過ぎている。ふと隣を見れば、相変わらず二人が意見を交わしている。どうやったら伝えたいことが書けるのか、とか、そういったことがずっと隣から聞こえている。意識していなくても耳に入ってくるほど、活発な議論。

何かを伝えようとする気持ち。そのために悪戦苦闘する気持ち。

そういったものをこの人たちも、感じている。そう考えると、気がつけば胸の内が知らず熱くなっていた。

世の中には、さまざまな文章が溢れている。そしてそれらは、決して自動でこの世に表出してくるものではない。見ず知らずの誰かが、想いを込めて、時間をかけて綴っている。それがなんだか、肌で感じられる時間だった。

誰も彼もが懸命に言葉を綴っている。言葉も文字も日常に溢れる何気ないものだけれど、だからこそそれを使いこなすことは、実はとても難しい。悩んで、悩み抜いて、みんな想いを言葉に綴るのだ。

 

文字に込める、その熱量を、私も大事にしていきたい。

 

2019.06.27 都内某所にて