『備忘録』だとか、『日記』だとか。

日々のあれこれを記録する自己満足日記帳

第1回:『記録』とか、『目標』とか。

日記をつけようと思う。


過去にも何度か挑戦して、その度に途中で投げ出して、そんな自分が嫌になった。
三日坊主の性なのだ、私は。それで20年ちょっと生きてきた。今さらちょっとやそっとでは変われない。
だからこそ、また日記をつけ始めようと思う。今回は、このような形で。ブログとして、人様の目につくように。
今回も三日で終わってしまったらなんだか申し訳ない。過去にやっていた日記の最長記録はひと月とかそこいらだったか。まずは、それが目標ということで。


平成ももう終わりの2019年4月、なんとか大学の三年に進級した。よかった、という気持ちはあまりない。むしろ焦りの気持ちが、日々強くなるばかり。
来月からは新年号『令和』が始まる。来年からは西暦が2020年代に突入する。日々は常に移ろっていく。とてつもない速度で、スピードで。『今』という時間の上にたっているだけで、なんだか精一杯な気持ちになる。
個人的なスケールでは、来年は本格的に就活の年だ。やっぱり少し、焦る。就活に向けた準備なんて、お恥ずかしながら、何一つ出来ていない。
私は浪人して大学に入ったので、中高の同級生は大半が今年から就活を始めている。SNSで見かけるスーツ姿の同級生。焦る。エントリーシートが面倒だと愚痴をこぼす同級生。焦る。鏡の前の、なんの取り柄もない自分。焦る。無闇な焦燥で、目の前が真っ白になる。
一つ深呼吸をして、少し思考を落ち着かせた。
焦っても仕方がない。まずは、今の自分に出来ることから考えよう。そう思い始めた。
しかし、では今の自分に出来ることとはなんだろう。考えてみる。


得意なこと:特にない。
自己PR:思いつかない。
好きなこと:面白い作品に触れることと、うまい飯を食うことと、稚拙な文章を書くこと。


なんだこれは。ダメだ、ダメすぎる。
あまりの自分の虚無さ幼稚さに、頭が痛くなる。この20年間、お前は何をしてきたのだ。

有り体に言えば、何もしてこなかった。

この20年という長い月日、私は人に誇れることを何も、何一つだってしてこなかったのだ。
あらゆる努力と言う言葉から目を背け続けて、ずっと何かにひたむきに向き合うことをしないで、ただのらりくらりと時の流れに流されて生きてきた。自覚はある。自責の念もある。ただ、それでも何も変えようはとしてこなかった。
背筋が冷たくなった。
おいおい、なんだこれは。
就活とかそういうの以前の問題だ。
お前は、一体『何のために生きているのだ』。
お前の存在意義とは、一体なんなんだ。
適当な返しは、思いつかない。

しかしそんな自分にも、やりたいことくらいはある。
文章を書くことだ。
別に文章を書くことを生業としたいのかと言えば、決してそういう訳でもない。
ただ、ごくごくありふれたライフワークの一つとして、多分私は一生文章を書いているのだろうと、なんだかそんな淡い確信があるだけだ。
ならば、まずはそれを伸ばそう。そう決めた。
今年の一年間を使って、あらゆる文章を書く訓練をするのだ。
言葉なんて、文章なんて、誰の日常にもありふれたものだからこそ、徹底的に。

そんなわけで、冒頭に戻るが、日記をつけようと思う。
自分の言葉と向き合うため、自分の気持ちと向き合うために。
どんな言葉も、結局は自分の中からしか出てきはしない。言葉を蓄積するのは、インプットなくてはあり得ない。インプットなら、きちんと時間を設ければ誰にでもできる。
けれど、言葉を蓄積すれば良い文章を書けるかと問われれば、それも違うとどこかで聞いた。アウトプットにも、ある程度の訓練が必要になる。
幸い大学では、文章のプロフェッショナルに師事する機会を得た。正しい文章の出力の仕方だって、ある程度独学で学ぶことができる。
ではこの備忘録の意義とは、それは等身大の言葉を紡ぐ場としてあることだ。
文章はその性質上、書き直しと言うものが容易である。より良い言葉で、上辺で、上書きしていくことが可能なメディアだ。だからこそ、素直な言葉と想いを綴ることの、なんと難しいことか。
ここでは、そんな体裁をかなぐり捨てた文章を書く訓練をしたい。素直な言葉で、素朴な想いを、つらつらと書き連ねる場にしたい。自己満足なブログになると思う。けれど、それでいい。いつか自分のなかで何かが一つでも実を結べば、まずはそれで十分だ。
ついでに三日坊主も克服できれば、それはそれで儲けもん、くらいのつもりで。

せっかく人様の目につく媒体を日記の場として選んだので、ついでに今年の目標もここに記録しておこう。
・毎日文章を書く(ここで)
・毎日文章を書く(ここ以外で)
・毎日文章を読む(小説でも、新聞でも)
とりあえず、こんなところ。
小学生みたいな目標だけど、まずはここから。
見栄を張らず、等身大の自分で、一歩ずつ。


とりあえず、以上。
なんだか長くなってしまった。前々から気づいてはいたが、どうやら自分は下らないことにあれやこれや言葉を弄するのが好きらしい。明日からはもう少し簡潔な記録を心掛けよう。

これから出来れば毎日、出来なければせめて不定期にこの日記帳を更新していければと思います。日々の記録から、生活のなかで思ったこと、触れた作品への感想。雑にいろんなことをここへ書き残していきたいと思います。たまにお付き合いいただければ、嬉しい限りです。
目標は、毎日更新。せっかくのブログなので、140文字以上で。

それでは、また。


2019.04.14 都内某所にて